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海洋散骨の流れ。費用相場と準備から実施まで徹底解説

更新:2025/02/23

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「海洋散骨を考えているけれど、具体的な流れが分からない…」そんなお悩みはありませんか?海洋散骨は、大切な故人を自然へ還す供養の一つですが、事前の準備や当日の流れをしっかり理解しておくことが大切 です。本記事では、海洋散骨の流れを「準備」「当日」「散骨後」の3つのステップに分けて 分かりやすく解説します。また、「粉骨は必要?」「どんな手続きがあるの?」「散骨後の供養はどうする?」 など、よくある疑問にもお答えします。海洋散骨をスムーズに進めるために、ぜひ最後までご覧ください。

《葬儀プラン・葬儀社選びのコツ》

「小さいわが家のお葬式」では、対象の施設をご利用の場合、すべてのプランで安置日数無制限で、安置料・ドライアイス料が無料。日延べの追加料金が発生しません。比較検討時の基準とすることをおすすめしています。 近年のドライアイスの原価高騰により葬儀社各社のプランの基本料金が値上げ傾向となっています。

炭酸ガス価格推移グラフ

また、プラン内容の見直しも行われいます。追加料金がかかるか否かは、各葬儀社によりことなります。 制限を設けている葬儀プランでは、既定の日数を超えると、1日ごとに5,000円~10,000円の追加料金が加算されてしまいます。
《参考情報》
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海洋散骨とは?

海洋散骨とは、故人の遺骨を海へ撒く供養方法の一つです。近年、「自然に還りたい」「お墓を持たずに供養したい」と考える方が増えたことから、選択肢の一つとして注目されています。一般的には、遺骨を細かく粉状(粉骨)にし、船で沖合に出て散骨を行います。散骨には「個別散骨」「合同散骨」「委託散骨」などの方法があり、それぞれ特徴が異なります。なお、日本では法律上、海洋散骨は許可を得る必要はありませんが、「節度をもって行うこと」 が求められています。具体的には、漁場や海水浴場を避ける、環境に配慮した方法で行うといった点が重要です。本記事では、海洋散骨の具体的な流れや準備、注意点について詳しく解説していきます。下記関連記事もご確認ください。
散骨とは?費用・手続・法律きまとめ

海洋散骨の流れ(全体の概要)

海洋散骨の流れは、大きく4つのステップに分かれます。1.遺骨の準備、2.予約と日程調整、3.当日の実施、4.散骨後の手続きの4項目です。特に重要なのが「遺骨の粉骨」と「必要書類の確認」です。「遺骨の粉骨」については、散骨プランに料金が含まれていることがほとんどですので、散骨プランに含まれる項目を確認しておきましょう。海洋散骨を行う際に、特別な許可は不要ですが、散骨する遺骨が火葬されたものであることを証明する「埋火葬許可証のコピー」 を求められることがあります。特に、業者に依頼する場合は、事前に書類の提出を求められることがあるため、手元に準備しておきましょう。献花や献酒もプランに含まれている場合がありますが、希望があれば、故人様が好きだったお酒やお茶など自然に還るものであれば、一緒に撒くことができます。

《海洋散骨の流れ概要》
  • 1.遺骨の準備
  • 2.予約と日程調整
  • 3.当日の実施
  • 4.散骨後の手続き

海洋散骨の準備

海洋散骨をスムーズに進めるためには、事前の準備がとても重要です。特に、「遺骨の粉骨」「必要書類の確認」「散骨当日の持ち物」 などをしっかり整えておくことで、当日慌てることなく故人を偲ぶ時間を持つことができます。ここでは、海洋散骨を行う前に準備すべきことを詳しく解説します。

遺骨の粉骨

海洋散骨では、遺骨をそのまま撒くのではなく、2mm以下の粉末状にする(粉骨) 必要があります。これは、遺骨がそのまま残らないようにするためであり、環境への配慮にもつながります。遺骨をそのまま散骨できない理由は、遺骨をそのままの状態で海に撒くと、大きな骨片が海底に残る可能性があり、環境への影響や法的・倫理的な問題につながる ため、日本では必ず粉骨することが推奨されています。また、厚生労働省のガイドラインでも、「節度をもって適切に散骨すること」 が求められており、粉骨はマナーとしても大切な配慮となります。散骨プランには、粉骨費用が含まれていることがほとんどですので、依頼時に確認しておきましょう。粉骨には、「自分で行う方法」と「専門業者に依頼する方法」の2つがあります。家庭で粉骨する場合は、1.遺骨を乾燥させる(自然乾燥または低温のオーブンを使用)、2.布や紙の上に広げる、3.乳鉢やすり鉢、専用の粉骨キットを使って細かく砕く、4.目の細かいふるいで2mm以下の粒子にする、の4つの手順で行います。家庭で行うことも可能ですが、手間や精神的な負担が大きいため、専門業者に依頼するケースが増えています。粉骨専門の業者に依頼すると、専用の機械を使い、遺骨をきめ細かいパウダー状にしてくれます。費用相場は、1〜3万円程度(サービス内容によって異なる)で、郵送での対応 を行う業者もあり、全国どこからでも依頼可能です。

必要な準備

海洋散骨をスムーズに行うためには、事前に費用や手続き、必要書類を準備しておくことが大切です。 ここでは、散骨を申し込む際に確認すべきポイントを詳しく解説します。

海洋散骨の費用相場

海洋散骨の費用は、散骨方法や業者によって異なります。 一般的な相場は以下の通りです。「小さいわが家のお葬式」の散骨費用は海洋散骨ページでご確認ください。
海洋散骨ページを確認

散骨方法 費用相場 特徴
個別散骨 15万〜30万円 船をチャーターし、家族だけで散骨を行う
合同散骨 5万〜15万円 他の遺族と同じ船で散骨を行う
委託散骨 3万〜10万円 業者が代行して散骨を行い、遺族は立ち会わない

申し込む前に、総額がどれくらいになるのか確認しておくことが重要です。追加費用の可能性としては「粉骨費用(1万〜3万円)」「献花やお供え物の準備費(5千円〜1万円)」「僧侶の読経を依頼する場合(3万〜5万円)」が挙げられます。あらかじめ料金プランに含まれている場合もありますが、プランに含まれておらず、希望した場合には、追加で発生する費用となります。

《追加費用の可能性》
  • 粉骨費用(1万〜3万円)
  • 献花やお供え物の準備費(5千円〜1万円)
  • 僧侶の読経を依頼する場合(3万〜5万円)

申し込み時の注意点

海洋散骨は業者によって対応が異なるため、申し込み前に以下の点を確認しましょう。

《注意点》
  • 対応エリアと散骨ポイント
  • キャンセルポリシー
  • 散骨の証明書発行
  • 宗教的な儀式の対応

必要書類の準備

海洋散骨には特別な行政手続きは不要ですが、業者によっては以下の書類を求められることがあります。特に「埋火葬許可証のコピー」は、多くの業者で求められるため、事前に用意しておくとスムーズです。 手元にない場合は、火葬を行った自治体の役所で再発行の手続きをしましょう。

《必要書類の例》
  • 埋火葬許可証のコピー(火葬を証明するため)
  • 委任状(委託散骨の場合、業者に依頼する際に必要)
  • 申し込み用紙・同意書(業者ごとに異なる)

海洋散骨の当日の流れ

海洋散骨の流れを「小さいわが家のお葬式」の散骨プランのケースでご案内します。平塚港から出港し、相模湾沖に散骨します。散骨プランごとの詳細は、各プランの詳細をご確認ください。
海洋散骨ページで詳細を確認

1.サカエヤホール(平塚市)に集合

2.港へ移動

3.乗船中の注意事項や説明

4.船内の祭壇へ献花~出航

5.ご遺骨を散骨

6.供物・お別れ花を捧げる

7.黙祷・散骨地点を旋回

8.帰港・車でサカエヤホールへ

散骨後に必要な手続き

海洋散骨を終えた後、特別な行政手続きは不要ですが、お墓や納骨堂の整理、散骨後の供養方法をどうするか など、考えておくべきことがあります。ここでは、散骨後に必要な対応について詳しく解説します。

お墓・納骨堂との関係

故人が既にお墓や納骨堂に納められている場合、海洋散骨を行うにあたってお墓の管理や改葬の手続きが必要になることがあります。海洋散骨は、「お墓を持たずに自然へ還る」選択肢ですが、既存のお墓との関係を整理しておくことが大切です。

《お墓に納めた遺骨を散骨する場合》
  • 改葬許可申請が必要(役所で「改葬許可証」を取得し、墓地管理者の承認を得る)
  • お墓を撤去する場合、墓じまいの手続きを行う
《散骨後にお墓をどうするか》
  • お墓を維持する(散骨とは別に、先祖代々のお墓を守る)
  • お墓を撤去する(墓じまい)(お墓を管理する人がいない場合に検討)

法律的な届出の必要性

日本では、海洋散骨に関する法律上の届出義務はありません。ただし、厚生労働省の「散骨に関するガイドライン」では、節度をもって適切に行うこと(遺骨をそのまま撒かない、周囲の理解を得る など)が求められています。また、自治体によっては散骨に関する独自のルールがある場合があるため、事前に確認しておくと安心です。関連記事もあわせてご参照ください。
散骨は違法になる!?正しい散骨のやり方と注意点

散骨後の供養の選択肢

海洋散骨を行った後も、故人を偲ぶために様々な供養方法があります。散骨後も、供養の形は自由に選ぶことができます。家族と相談しながら、故人を偲ぶ方法を考えましょう。

仏壇や位牌を用意する
これまで通り、自宅でお参りを続けたい方におすすめ
手元供養をする
遺骨の一部をミニ骨壷、アクセサリー(ペンダントなど)、オブジェとして手元に残す。「すべてを海に還してしまうのは寂しい」と感じる方に人気
散骨した海を訪れる
命日や記念日に、散骨した場所へ訪れる(クルーズツアーを利用することも可能)
年忌法要やお寺での供養を行う
お寺や宗教施設で、年忌供養や読経を依頼する

散骨のよくある質問

散骨について、よくある質問をまとめてみました。「小さいわが家のお葬式」では、24時間いつでも無料電話相談対応中です。散骨やご葬儀について、疑問やご不安事があれば、お気軽にご活用ください。専門スタッフがご対応しています。

Q:散骨する費用はいくらですか?

散骨費用はプランにより異なります。個別散骨が15万〜30万円、合同散骨が5万〜15万円、委託散骨が3万〜10万円の相場になっています。「小さいわが家のお葬式」の散骨料金は下記よりご確認いただけます。
海洋散骨ページを確認

Q:日本では散骨は合法ですか?

日本には「散骨」を明確に規制する法律はありませんが、適切な方法で行えば違法ではなく、合法とされています。厚生労働省は「散骨に関するガイドライン」で、「遺骨をそのまま撒かず、粉骨(パウダー状にする)すること」「節度をもって行い、周囲の理解を得ること」を推奨しており、これらの条件を守れば問題ありません。また、判例でも「葬送の目的で節度をもって行う散骨は、遺骨遺棄には当たらない」とされており、適切な方法であれば法的に認められています。ただし、海や山での散骨は、場所によっては自治体のルールがあるため事前確認が必要です。

Q:日本で散骨できる場所は?

日本では、海・山・樹木葬エリアなどで散骨が可能です。自治体のルールにより公園・河川での散骨は禁止されることが多いです。骨の主成分であるリン酸カルシウムは、水に溶けにくい性質を持っています。「生活用水への影響」「近隣住民とのトラブル」を考慮し、川への散骨は避けるのが無難です。

海洋散骨なら「小さいわが家のお葬式」

大切な人を自然に還す、新しいお別れの形として「海洋散骨」が注目されています。「小さいわが家のお葬式」では、故人を偲ぶ気持ちを大切にしながら、安心して海洋散骨を行えるプランをご用意しています。粉骨から散骨までトータルサポート「合同散骨・個別散骨・委託散骨から選べる」「散骨証明書を発行し、記念に残せる」専門スタッフが丁寧に対応し、心を込めてお見送りのお手伝いをいたします。「負担の少ないシンプルな供養がしたい」 という方は、ぜひご相談ください。「小さいわが家のお葬式」の海洋散骨ページをご確認ください。
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よくあるご質問

Qご遺骨は全て散骨しなければいけませんか?

散骨には「全散骨」と「一部散骨」の2つの方法がございます。 お客様のご希望により自由に選択可能です。「一部散骨」をご選択いただいた場合には、 残りのご遺骨を手元に残し、ご自宅で手元供養なども可能です。 ペンダント型や小瓶型など、様々な手元供養品がございます。

Qエンバーミングとは何ですか。どんなことをするのですか?

エンバーミングとは亡くなられた方の表情や姿を整え、衛生的に安全な状態でご遺体を保存するための技術です。エンバーミングを施すと、ご遺体の腐敗を心配することなくゆっくりと時間を使うことができるようになります。残される家族は故人とのお別れや葬儀社選びにしっかりと時間をかけることができるようになり、参列者の都合に合わせたスケジュール設定ができるため、後悔の無い納得のご葬儀を実現することができます。ご遺体に1〜2センチの⼩切開をし、ご遺体保全⽤の薬品を動脈から注⼊します。同時に腐敗の原因となる⾎液を静脈から排出し保全薬との⼊れ替えをすることで、体内から防腐をします。
※詳しくはこちら【エンバーミングとは…】

Q家族葬とは、そもそもどんな葬儀ですか。

家族葬とは一般的には遺族や親族、または故人と生前親しくしていた友人などを含めた少人数で執り行う小規模な葬儀を指しており、明確な定義はありません。家族葬は一般葬と同様に、僧侶などの宗教者立ち合いのもとで通夜や告別式が行われ、葬儀の日程や進行も一般葬と同じ順序であることが多いです。基本的な部分は同じでも、家族葬の定義がないため主催者が葬儀のスタイルを自由に決めることができます。例えば家族葬としながらも参列する人数が多い場合もあれば、通夜を行わないで全工程を1日で終えてしまうこともあります。会食を行わなかったり、返礼品を省略したりするケースも多いです。 ※詳しくはこちら【家族葬とは…】

Q死後の相続や手続きが心配です。どこに相談すればいいの?

ご葬儀後の諸手続きは、相続や名義変更など、非常に多岐にわたります。 わが家の家族葬ではご葬儀の事前相談やご葬儀のお客様へのサポートとして、当社提携の信頼できる行政書士、税理士、法律事務所のご紹介を行っております。 初回のご相談は無料ですので、お気軽に「無料電話相談」をご利用下さい。 【無料電話相談をする

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