記事監修・作成:小さいわが家のお葬式(株式会社SEC)
病院から家族の危篤連絡を受けた場合、多くの方が動揺するでしょう。本記事では危篤と言われたらどうするべきか、危篤時に連絡するべき人や連絡方法などを解説します。
危篤時のお見舞いマナーや心構え、手続きまで紹介するので、いざというときのための参考にしてください。
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そもそも危篤とはどのような状態なのか、家族が言われた場合は何をするべきかについて紹介します。行動や家族の役割なども解説するので、最後までお読みください。
危篤とは、病状や外傷の状態が悪化して意識を失い、病院内で医師の治療でも回復が見込めない状態です。ただし、医学的に明確な基準はありません。担当医が意識レベルや心拍数の低下を診て判断するケースが一般的です。
「重篤(じゅうとく)」という似た表現がありますが、危篤は重篤よりも危険度が高く、緊急性のある状態です。とはいえ、必ずすぐに亡くなるわけではなく、小康状態に転じる場合もあります。
しかし、快方に向かうとは限らないため、安心できる状態とはいえません。医師は患者の状態を見て危篤と判断しているため、いつ亡くなってもおかしくない状態です。
家族が危篤になったと言われた場合、普段は冷静な方でも気が動転するものです。しかし、家族が危篤状態の際に大切なのは、気持ちを落ち着かせて心を整えることです。
危篤の連絡を受けてすぐは混乱してしまうものの、覚悟を決めて速やかに家族の元に駆け付けることが求められます。数時間で容態が変化することも十分にあり得るため、悔いを残さない行動を心掛けましょう。大事な方の最期に立ち会えなかった場合は、後悔してもどうしようもできません。
家族が危篤と言われた際の対応は、病院からの連絡か親族や家族からの連絡かどうかで異なります。
病院から危篤の連絡を受けた場合は、感染症対策などで面会できる条件を設けている病院があるため、人数や時間などの制限を確認しましょう。
親族や家族から危篤の連絡を受けた場合は上記に加えて、以下の点を確認します。
気が動転して聞けないでいると、再度確認する必要があり、相手にも手間をかけてしまいます。スムーズに病院へ駆け付けるために、必要な情報は漏れなく確認しましょう。
家族が危篤状態の場合は、少しでも長く付き添いたいものです。そのため、連絡を受けた場合は速やかに病院に向かうための準備をしましょう。
危篤の連絡を受けてすぐは、動揺していることも多いため、車やバイクを自分で運転して向かうのはおすすめできません。事故などのリスクを避けるためにも、できるだけバスやタクシーなどの公共交通機関を利用しましょう。
危篤状態はいつまで続くか予想できないため、泊まり込みの準備をしていくのも選択肢の一つです。洗面用品や着替え、スマートフォンの充電器・バッテリー、常備薬、交通費・滞在費などにかかる現金などを用意しておくと良いでしょう。
続いては、危篤の連絡を受けたら連絡するべき人と連絡方法を解説します。親族や会社など周囲への連絡について紹介するので参考にしてください。
病院などから家族が危篤状態と聞いて連絡するのは、危篤状態の方から見て3親等までが一般的です。以下の表を参考にしてください。
1親等 |
親子(父母・子ども) |
2親等 |
祖父母・兄弟姉妹・孫 |
3親等 |
叔父叔母(伯父伯母)・甥姪 |
3親等内の親族ではなくても、特に関わりの深かった方や親しい友人、危篤者の勤務先なども連絡の対象です。
連絡は関係性の深い順に行います。遠方に在住で駆け付けるのに時間がかかる方もいるため、事情の許す限り速やかに知らせましょう。
親族へ危篤の連絡をする際は、以下の内容を伝えましょう。
さらに「息のあるうちに少しでも早く駆け付けてほしい」「ひとまず連絡のみを差し上げます」といったように、お願いや要望を伝えると良いでしょう。
連絡方法は状況を伝えやすい電話が好ましいです。病院名や連絡先などの詳細は電話した後にメールやLINEなどで送っても良いでしょう。電話がつながらない場合は、メールで一報を入れて時間を改めて電話しましょう。
危篤状態からいつどうなるかは分からないため、深夜・早朝であっても「朝早く・夜分に恐れ入ります」など、一言お詫びを添えて電話を掛けます。
連絡をしている間に症状が急変することもあるので、配偶者や親などは危篤状態の方の側にいてもらえるように、それ以外の方が連絡役を引き受けると良いでしょう。
家族が危篤状態の場合は、職場などへの連絡も忘れないようにしましょう。勤務先へ連絡をする際は、誰が危篤なのか、どのくらい仕事を休まなくてはならないかなどの状況を早めに連絡します。
なお家族が危篤で会社を休む場合は、忌引き休暇とはならず、有給休暇になるので注意しましょう。
ここからは、病院へ向かう際の注意点とマナー、危篤から最期を迎えるまでにしておくべきことを解説します。家族がすべき準備や心構え、必要な手続きリストなども紹介するのでチェックしておきましょう。
危篤時のお見舞いに行く際は、服装は控えめで落ち着いたものを着用し、派手な柄や色の服は選ばないようにしましょう。ただし喪服を想像させる黒一色の服装は、家族の気持ちを害する恐れがあるので避けた方が無難です。
また危篤状態の場合は、お見舞いの品物を持参するより、速やかに病院に駆け付けることが優先されるため、花や果物などの品物やお見舞金といった金銭は必要ありません。
病院での訪問時は、慌てがちですが、危篤者や家族だけでなく、他の患者やスタッフへの配慮を忘れないようにしましょう。
病院に駆け付けた際は、死後の葬儀を思わせるような質問や声掛けは、その時点ではマナー違反になるので注意してください。
危篤状態でも聴覚は比較的最期まで失われないので、思い出を振り返る言葉や感謝の言葉などの声を掛けると耳に届く可能性があります。最期の時間を大切にできるように、家族全員が寄り添える環境を整えたいものです。
危篤者の症状や容態に合わせて寄り添うために、手を握ったり身体をさすったりなどのスキンシップを取るのも良いでしょう。
最後に、万が一に備えてするべき手続きや準備を紹介します。いざというときに慌てず対応するための参考にしてください。
家族が危篤状態の場合、治療など大事な医療上の決定をする場合があります。治療法を受け入れるか断るかといった、意思決定や最終判断をする必要があるかもしれないことを覚悟しておきましょう。
その際に揉めないためには、延命治療や緩和ケアについて、本人に生前に希望を確認しておくのが理想的です。少なくとも、治療方法や方針を事前に医師や家族・親族間で話し合っておけると、いざというときの悩みや迷いを軽減できるでしょう。
危篤者に万が一のことがあった場合、葬儀費用や関連した支出が発生する可能性があります。そのため、支出を見越して現金や預金を準備しておきましょう。
カードや電子マネーでは対応できない場合もあるので、慌てないようにまとまった現金を用意しておくと安心です。
危篤者が臨終を迎えた後には銀行口座は凍結されます。相続関係が整理されるまでは預金を引き出せなくなるため、家族間での建て替えが必要になることを覚えておきましょう。
危篤状態はいつ亡くなってもおかしくない状況です。そのため、万が一に備えて菩提寺を確認して連絡を入れておくのも良いでしょう。
菩提寺に、家族が危篤状態であることや葬儀を依頼する可能性があることなどを伝えておくと、いざというときに迅速に対応してもらいやすくなります。
病院で亡くなった場合、2~3時間足らずの間に病院紹介の葬儀社に依頼するか、急いで他の葬儀社を探して依頼する必要があります。
じっくり検討することなく依頼すると「費用が想像よりも高かった」「内容に不満があった」などの後悔をする恐れがあるので注意が必要です。
葬儀社選びを失敗しないためには、生前から依頼する葬儀社に見当を付けておくと安心です。家族葬などの希望があるなら、条件などの確認やすり合わせをしておきましょう。
危篤と連絡を受けた際は、事前の準備が大切になります。悔いの残らないお別れをするために、準備できることは生前から始めましょう。
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