記事監修・作成:小さいわが家のお葬式(株式会社SEC)
家族葬とは、親族をはじめとする親しい身内だけで、故人を送り出すお葬式の総称です。初めて家族葬を行う場合、多くの方は「具体的な流れはどのようになるのか?」「お通夜をどう組み込むのか?」といった疑問があるかもしれません。お通夜と葬儀の時間配分や、進行の仕方についての知識がなければ、準備不足になったり、いざ当日になってから慌ててしまったりして、故人を静かに見送れない可能性があります。そのため、ある程度の知識を持っておくことが大切です。
「小さいわが家のお葬式」では、すべてのプランで安置日数無制限で、安置料・ドライアイス料が無料。日延べの追加料金が発生しません。比較検討時の基準とすることをおすすめしています。 近年のドライアイスの原価高騰により葬儀社各社のプランの基本料金が値上げ傾向となっています。
また、プラン内容の見直しも行われいます。追加料金がかかるか否かは、各葬儀社によりことなります。
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この記事では家族葬の流れや全体の時間配分、そして一日葬の進行について具体的に解説していきます。
家族葬とは家族や親しい友人だけで行う小規模な葬儀のことで、その規模の違いから一般的な葬儀に比べると時間が短くなります。ここでは家族葬に関する下記の2点について解説していきます。
・家族葬がおすすめな人
・家族葬の時間が短い理由
家族葬は、以下のようなお考えの方におすすめです。
・身内や故人に近しい人だけで見送りたい
・小さな葬儀でも心を込めて見送りたい
・故人が生前に希望した形でお別れしたい
家族葬であれば、時間と費用の負担を減らすことが可能です。そのため、ご家族が納得できるお別れの形を、比較的自由に作ることが可能になるでしょう。しかし親族や故人の知人を含めて、皆が納得できる家族葬の形にするにはどうすればよいのかを、きちんと考えなくてはなりません。
家族葬については下記のコラムでも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
家族葬の時間が短い理由は、参列者の数が少ないからです。一般的なお葬式と比較して家族葬は規模が小さく、家族や親族のみで行われることが多いです。そのためお通夜にかかる時間は約40分、お葬式と告別式には約40~50分と大幅に時間が短縮されます。
また参加人数が少ないため、お通夜とお葬式で行うお焼香の時間も短くなります。その他に受付にかかる時間も省略すると、より時間を短縮することが可能です。
葬儀の日程は葬儀社や火葬場、菩提寺、および遺族の間で調整されることが一般的です。基本的には葬儀社の担当者が主導して日程を調整し、火葬場や菩提寺の予約を仮に押さえた上で、最終的な日程を決定します。僧侶や遺族の都合によって別の日程になる場合は、同じ宗派で別の僧侶に依頼して予定通りに葬儀を実施するケースもあります。
慶弔休暇を取れる遺族だけが参列する家族葬なら、平日でも参列できる可能性が高く、柔軟にスケジュールを決められる傾向にあります。
一般的に家族葬の告別式には80~90分程度を要します。これは参列者の集合から、お別れの儀式までの各プログラムの時間を含んでいます。家族葬の主な時間配分は、下記のとおりです。
・参列者集合:約30分
・僧侶の読経・参列者のお焼香:約30分
・喪主挨拶:約5分
・弔電の紹介:約3分
・お別れの儀式:約15分
各プログラムの時間配分について、それぞれ詳しく解説していきます。
家族葬では受付を設けないことが多いため、一般葬に比べて受付時間を省略することが可能です。これにより参列者が集合するまでの時間を約30分と短縮できます。
一般葬では、通夜開式の1~2時間前に受付を開始するのが通例になっています。しかし家族葬では、参列者が限られているため受付の必要がなく、集合時間は通常30分~1時間前に設定されることが多いです。
受付を設ける場合は、挨拶・お名前の確認・お香典の受け取り・返礼品のお返しの順に対応します。受付が済んだ方から控え室にご案内して、時間になるまでお待ちいただきます。
家族葬の僧侶の読経と参列者のお焼香には、30分程度を要することが多いです。家族葬は参列者の数が限られているため、お焼香の時間も短くなります。
お焼香の方法は主に「立礼焼香」「座礼焼香」「回し焼香」の3つに分かれます。家族葬では参列者が少ないため、香炉と抹香を順番に回して座ったまま行う「回し焼香」を選択するケースが多い傾向にあります。
喪主挨拶は故人との思い出や感謝の意を表明する時間となるため、葬儀の中でも重要な部分です。ただし、あいさつは長くなりすぎないよう心掛けることが大切です。目安としては5分以内に収めるとちょうど良いとされています。
標準的なスピードで話すと1分間に360文字程度となるため、800〜1,800文字くらいを目安に原稿を作るのがよいでしょう。
初めて喪主を務める方や人前で話すことが苦手な方は、メモを用意しても問題ありません。
弔電はお通夜の夜から告別式の朝までに届き、葬儀場や寺院など葬儀を執り行う場所へ喪主宛てに送られます。そこから事前に2~3通選んでおき、本番に備えます。
紹介する弔電の選定基準としては、公的な葬儀では肩書を優先しますが、家族葬の場合は故人と生前交流が深かった方を優先してもよいでしょう。
また弔電の紹介にはこれといったタイミングが決まっていませんが、お焼香の後や、出棺の前、喪主挨拶の前など紹介するのが一般的です。
お別れの儀式は、火葬場へ出棺される前に、家族や親しい友人が故人に最後の別れを告げる時間です。この際に生花や手紙などを棺に入れられます。お別れの儀式が終わると棺のふたを閉め、出棺となります。
この儀式は故人に感謝とお別れを伝えられる最後の時間となるので、遺された人にとってはとても貴重な時間です。参列者が納得してお別れできるよう、時間を多めにみておきましょう。
家族葬の火葬から精進落としまでの過程には、全体で3時間半程度を要します。主な流れは下記のとおりです。
・告別式終了後の火葬:約1時間半
・骨上げ:約30分
・繰り上げ法要:約30分
・精進落とし:約1時間
下記にてそれぞれの流れを詳しく紹介します。
告別式が終わった後の火葬には約1時間半かかるのが一般的ですが、火葬の時間は主に遺体の状態や火葬炉の性能、火葬場の混雑状況によって異なります。
家族葬は参列者の数が限られるため、火葬場に到着してからの手続きがスムーズに進むことが多く、その分の時間は短くなるでしょう。
骨上げとは火葬後に行われる儀式のことで、家族で亡くなった人の遺骨を骨壺に納めます。骨上げにかかる時間は約30分が一般的ですが、参列者の人数によっては前後することがあります。
多くの人が参加する場合、全員に遺骨に触れたり骨壺に納めたりする時間が必要になるため、時間が延びることがほとんどです。また家族の感情や状況によっても、骨上げに要する時間は変動するでしょう。
繰り上げ法要とは、初七日の法要を葬儀当日に前倒しして行うことを指します。
通常は葬儀が終わった後、別日に法要を行いますが、遺族や親族が同じ日時に再び集まるのが難しい場合もあるでしょう。そこで葬儀当日に法要を行うことで、スケジュールの調整や移動をすることなく、多くの方に参列してもらえます。
また繰り上げ法要にかかる時間は約30分とされていますが、具体的な時間は宗派や寺院、法要の進行によって異なります。
精進落としは葬儀の後に行われる食事会を指し、通常1時間から2時間程度が目安です。精進落としは主に喪主のあいさつと献杯、食事時間で構成されています。参加者は、故人の思い出を語り合いながら食事を楽しみます。
会食の内容や参加者の人数によっては、1時間を超えることもあるでしょう。しかし会場の利用時間や家族のスケジュールにより、終了時間がある程度決まっています。喪主はタイミングを見計らって締めのあいさつを行い、精進落としを終えるのが一般的です。
一般的な葬儀と同様、家族葬でもお通夜・葬儀・告別式の開始時間はそれぞれ異なります。またそれぞれにかかる時間は、家族葬の方が短い傾向にあります。一つずつ見ていきましょう。
近年の家族葬におけるお通夜は、伝統的な「夜通し」のお通夜ではなく、午後6時に始まり日が変わらないうちに解散する「半通夜」が一般的です。一般葬のお通夜だと1時間程度かかりますが、家族葬の場合は約40分間を目安に行われます。
家族葬のお通夜は規模が小さいため、焼香や受付を省略することも可能です。参列者にとって負担が少ない形を取るのもよいでしょう。
家族葬における葬儀・告別式の開始時間は、一般葬と同じく午前10時頃を選択される方が多いです。 この時間帯は多くの葬儀場や僧侶のスケジュールに合わせやすく、また参列者にとっても参加しやすいためです。
家族葬・一般葬にかかわらず、この時間に葬儀・告別式を始めることで、スムーズに葬儀を進行させられます。
火葬の予約時間に影響されるので、葬儀社と相談して希望の告別式の時間が取れるように火葬場の予約をしてもらいましょう。
家族葬の時間を短縮することは、故人との別れを静かに済ませつつ、参列者の負担を軽減できるメリットがあります。
ここでは、具体的にどのような項目で時間を短縮できるのかを詳しく解説していきます。
最近はお通夜を省略する「一日葬」が増えています。お通夜には時間とコストがかかるため、葬儀のみで完了させたいと希望するご遺族が多いからです。
また家族葬には親しい身内だけが参列するため、葬儀当日のみでも参列者一人ひとりが故人 にお別れをする時間があることも、お通夜なしの家族葬が増えた理由といえます。
直葬は葬儀や告別式を行わず火葬のみを行うシンプルな方法で、家族や友人のみで静かに故人を送り出せます。直葬は故人の意向や家族の状況により選択でき、簡素で個人的なお別れを希望するご家族に適しているでしょう。
直葬だとしても、親しい人たちと故人の思い出を振り返り、互いに励まし合う機会はあります。直葬は故人の遺族にとって財政的負担を減らすだけでなく、プライバシーを保ちながら故人との最後の時間を過ごす機会を提供してくれるでしょう。
葬儀が終わった後も、やるべきことはたくさんあります。主な項目は以下の通りです。
・お礼状の準備と送付
・法要の準備
・故人の遺品整理
・相続手続き
・遺産分割
・供花・供物の処分
葬儀は故人を送り出す重要な儀式ですが、その後の手続きもスムーズに進めることで故人の遺志の尊重と、家族の心の整理にもつながるでしょう。しかし葬儀後の対応は、一般葬よりもご遺族の負担がかかることがあります。そのため家族葬の後のサポートも行ってくれる葬儀屋を選ぶことをおすすめします。
家族葬や一日葬は、遺族の時間と費用を大幅に抑えられます。これらの葬儀は親しい家族や友人による小規模なものなので、故人と静かにお別れできます。故人の遺志を尊重しながらも、経済的な負担を軽減したい方に向いているでしょう。
家族葬について疑問をお持ちの方は、小さいわが家のお葬式(旧わが家の家族葬)にお問い合わせください。費用の削減方法や、スケジュールの立て方などにもお答え致しますので、
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