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危篤/逝去

危篤の際にかける言葉は?NGな言葉、お見舞いのマナーや注意点を解説

更新:2024/12/07

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危篤状態の知らせが届いたら、どのような言葉をかけるべきか悩む方もいるでしょう。本記事では危篤状態の知らせをもらったらするべきことや、本人への敬意を表す方法、付き添いなどご家族への配慮、危篤状態での適切な行動・言葉選びを紹介します。

危篤の連絡を受けた際の対応の仕方、お見舞いの際のマナー、注意点も解説するので参考にしてください。

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危篤状態の知らせをもらったら

危篤状態の知らせは滅多にないことなので、連絡を受け取ると動揺してしまう方もいるでしょう。病院から危篤の連絡が来たら、多くの場合すぐに病院へ駆けつけます。その際、適切な心構えや行動のマナーについて把握していないと、家族や付き添いの方を不快にさせ、後悔してしまうかもしれません。

ここでは危篤状態の知らせをもらった後にまず何をすべきか、知らせをくれた相手にかける言葉について解説します。

具体的な対応と確認事項

危篤の知らせをもらったら、まずは心を落ち着けましょう。そして病院に駆けつけるために、病院の名称、所在地、病室番号、面会時間などの確認をしてください。病院についての情報を得たら、速やかに病院に駆けつけられ、時間を有効活用できます。

親族が危篤状態の場合は、上司に状況を説明して職場へ休暇を申請しましょう。家族や親族に連絡が必要であれば、速やかに連絡をしてください。早急に伝えることで、予期せぬ事態に備えられるでしょう。

危篤の連絡を受けた場合の返答

危篤の連絡を受けると、気が動転してしまい、感情をそのまま口に出してしまうケースが珍しくありません。しかし、状況によっては不適切な発言になるため注意が必要です。

危篤の連絡を受けた場合の返答は、連絡のお礼を伝え「すぐ行く」「〇〇時には行ける」など、要件を手短に伝えることが好ましいです。

危篤の状態で「ご愁傷さまです」など、そぐわない言葉、直接的に死を連想させる言葉やネガティブな言葉はタブーです。また容態を詳しく尋ねる、死後を思わせるような質問や声かけも、その時点ではマナー違反になるので避けましょう。

病院へ向かう際の注意点とマナー

危篤状態の方の元へ向かう際は、落ち着いた色で無地の服装で出向きましょう。自宅にいる、あるいは自宅に戻れる距離であるなら、適した服装に着替えることをおすすめします。

病院へ向かう際は、花や果物といった品物やお見舞金などの金銭は持参する必要がありません。危篤状態の場合、品物を持参するよりも、少しでも早く病院に駆けつけることが最優先です。

病院に到着した際も、焦らず落ち着いて行動することを意識しましょう。病院での訪問時は、気持ちを取り乱さないように心がけ、他の患者さんやスタッフへの配慮を忘れないことがポイントです。

かけてはいけない言葉

危篤状態の際は、付き添いの方も悲しみの中にいるため、言葉選びが重要です。特に、以下に該当する言葉はかけないように注意しましょう。

  • 亡くなることを前提としているような言葉
  • ネガティブな言葉
  • (付き添い者に対して)無理に励ます言葉

「ご愁傷さまです」「気を落とさずに」は死を連想させるため、危篤の方に対して使わないようにしてください。

「この前まで元気だったのに」「もうダメかもしれない」などのネガティブな言葉も、危篤の方を前にして言わないようにしましょう。

付き添いの方を励ますことが目的でも「しっかりして」「くよくよしないで」などの言葉は、余計傷つける恐れがあるので使わないようにしてください。

危篤時に本人にかける言葉

危篤の本人に対して、どのような言葉をかけるべきか悩むものです。危篤状態なのだから言葉は聞こえないと考えるかもしれませんが、一説では危篤状態であっても呼びかけに反応することがあるため、決して意味のない行為ではありません。

危篤であっても今は息をして生きている状態なので、数日体力が持つことや、回復する可能性もあります。そのため温かい励ましの言葉や、前向きな言葉、感謝の気持ちを表す言葉など、安心感を与える言葉をかけましょう。また懐かしい思い出の話もおすすめです。不安をいたずらにあおるような言葉は避け、危篤状態にある方が安心できる言葉選びを心がけましょう。

適切な態度と心構えを持つことで、危篤という重要な時期に、本人やその家族に対して深い敬意と配慮を伝えられます。

前向きで安心感のある言葉

ポジティブで安心感を抱いてもらうための言葉をかけたいときは、以下の例文を参考にしてください。

  • 「こんにちは、会いに来ましたよ」
  • 「そばについているから安心してね」
  • 「〇〇(孫)もここに来ているよ」
  • 「家族のことは大丈夫だよ」
  • 「元気になったら出かけよう」

胸がつまり、どのような言葉もかけられる状態ではない場合は、そばにいて手をつないだり、ただ見つめたり、寄り添ってあげたりするだけでも思いは伝わるでしょう。

思い出話や感謝の言葉

共に過ごせた時間の話や、お世話になったことへの感謝の気持ちを言葉にするのも良いでしょう。

  • 「みんなで行った旅行はとても楽しかったね」
  • 「あなたと親友になれたことに本当に感謝しているよ」
  • 「お父さんの子どもになれて幸せだよ。これからもよろしくね」
  • 「いつも相談に乗ってくれてありがとう」
  • 「今まであまり言う機会がなかったけれど、いつもありがとう」

上記のような言葉であれば、本人だけでなく、一緒に見守っている親族の気持ちも温かいものになるでしょう。

かけてはいけない言葉

危篤時の本人に対して、何とか持ちこたえてほしいからと「頑張って」と声をかける方もいるでしょう。しかし本人は既に頑張っている状態なので、余裕がない相手に対する「頑張って」は失礼になる可能性があります。

またいくら感情が不安定になっても「もうダメかも」「どうしていきなりこんなことに」などのネガティブな言葉も口に出さないように配慮しましょう。

家族や付き添いの方にかける言葉

危篤時は本人だけでなく、家族や付き添いの方にも言葉をかける状況があります。身内や親しい方が危篤状態のとき、どのような言葉が適切なのか悩んでしまう方もいるでしょう。

ここでは家族や付き添いの方にかける具体的な言葉や、注意点を解説するので参考にしてください。

励ましの言葉

危篤状態のご本人の身内や家族、付き添いの方に対しては、支援や手伝いを申し出る言葉が心強い支えになります。またシンプルな労いの言葉を伝えることで、温かい気持ちになってくれる可能性があります。

  • 「つらいときは何でも話してください」
  • 「何か手伝えることがあれば遠慮なく伝えてね」
  • 「話を聞くくらいならいつでもできるよ」
  • 「〇〇さんが側にいるから、お父さん安心しているよ」

励ましの言葉といっても、次に紹介するようなプレッシャーを感じる言葉は伝えないようにしましょう。

かけてはいけない言葉

「ご愁傷さまです」は亡くなったときに初めてかける言葉なので、危篤状態で使ってはいけません。「頑張って」や「あなたがしっかりしないとね」などのプレッシャーを与える言葉も、精神的に傷ついている家族や付き添いの方に対して失礼に当たるので避けましょう。

「そんな気落ちしないで」「いつまでもくよくよしないで」といった発言は、軽々しく不快にさせる恐れがあります。またたとえ気になったとしても、容態や治療法を尋ねることや「助かる治療法はなかったの?」など、他に治療法や選択肢がなかったのかなど責めるのもマナー違反です。

さらに「まだ助かるかもしれないから大丈夫だよ」などの希望を持たせるような発言も、安易にはしてはいけません。「枯れる」「朽ちる」「落ちる」「果てる」「散る」などの忌み言葉は、気を悪くする可能性があるので避けた方が良いでしょう。

早めの相談を

危篤状態にある本人やその家族への対応では、細心の注意と適切な礼儀が必要です。良かれと思ってした発言が相手の気分を害することもあるため、本記事で紹介した「かけてはいけない言葉」は使わないように気を付けましょう。

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